リコは22歳の時、事務員として僕の勤める会社に入ってきた。背中の中頃まである髪の毛を一つにくくり、キリッとした顔をしていたものの、実際はなかなかに不器用な彼女は、度々細かい失敗を繰り返していた。
うまくいかない。迷惑をかけてしまう。どうしよう。時々相談を受けるようになった。相手は年齢的に言えば自分の子供だと言っても差し支えのない女の子だ。話しやすそうな、もっと言えば害のなさそうな、そんな冴えないおじさんだからこそ、きっと僕に声をかけてきたに違いないと思っていた。
それでも何度か相談に乗っているうちに、一緒に食事に行くようにもなった。リコはお酒はあまり強くない。すぐに顔を真っ赤にする。徐々にろれつも怪しくなる。不意に肩に頭を預けて来て、ドキリとさせられることも度々あった。
うまくいかない。迷惑をかけてしまう。どうしよう。時々相談を受けるようになった。相手は年齢的に言えば自分の子供だと言っても差し支えのない女の子だ。話しやすそうな、もっと言えば害のなさそうな、そんな冴えないおじさんだからこそ、きっと僕に声をかけてきたに違いないと思っていた。
それでも何度か相談に乗っているうちに、一緒に食事に行くようにもなった。リコはお酒はあまり強くない。すぐに顔を真っ赤にする。徐々にろれつも怪しくなる。不意に肩に頭を預けて来て、ドキリとさせられることも度々あった。