リコは一体、僕のことをどう思っているのか。そこまで来て、いつも分からなくなる。絶えず不安に付きまとわれる。
「彼氏とかいないの? こんなおじさんといないでさ」
勘違いなら、早く目覚めてしまいたい。リコと街を歩いている時、そんな思いが口を滑らせた。のめりこない距離を絶えず意識していたはずだ。なのに、だんだんと距離感がつかめなくなってきている。傷つくのが怖い。40過ぎの中年男が、まだ若い20代の女性に恋をするだんてバカげている。少なくとも僕の中の常識ではアリエナイ。
「彼氏とかいないの? こんなおじさんといないでさ」
勘違いなら、早く目覚めてしまいたい。リコと街を歩いている時、そんな思いが口を滑らせた。のめりこない距離を絶えず意識していたはずだ。なのに、だんだんと距離感がつかめなくなってきている。傷つくのが怖い。40過ぎの中年男が、まだ若い20代の女性に恋をするだんてバカげている。少なくとも僕の中の常識ではアリエナイ。