午前中は、リコと会話をする時間が作れず、午後になってから、リコと職場の廊下ですれ違った。声をかけようか迷っているうちに、リコの方から声をかけてきた。
「ショートが好きだって言ってたからしてみた。どう? 可愛い?」
照れ隠しのように、髪の毛を弄って、慣れないから首が少しスースーするのと言ってさらに笑う。人生初ショート。実は少し恥ずかしい。そんなことを言ってピースサインも出してきた。
間近にリコの顔がある。はにかんだ顔。ショートヘアにしたことで、さらに幼く見えるようになった。僕はただただ言葉を失い、何度か頷いた所で、ようやく言葉が戻ってきた。うん。可愛い。驚いた。
リコは満足げに頷く。気に入った? もちろん。僕の返答にリコは少しだけ釣りあがった目が、細くなった。やはり猫のようだと思った。猫のように、リコは優雅だ。
「ショートが好きだって言ってたからしてみた。どう? 可愛い?」
照れ隠しのように、髪の毛を弄って、慣れないから首が少しスースーするのと言ってさらに笑う。人生初ショート。実は少し恥ずかしい。そんなことを言ってピースサインも出してきた。
間近にリコの顔がある。はにかんだ顔。ショートヘアにしたことで、さらに幼く見えるようになった。僕はただただ言葉を失い、何度か頷いた所で、ようやく言葉が戻ってきた。うん。可愛い。驚いた。
リコは満足げに頷く。気に入った? もちろん。僕の返答にリコは少しだけ釣りあがった目が、細くなった。やはり猫のようだと思った。猫のように、リコは優雅だ。