物語の終わりには夜明けが描かれており、作者の後書きが綴られている。


『この物語と言葉を夢想う者たち、最愛の夢見る者に遺していく。これは俺が最果てで託された物語、最後の作品だ。


お前たちを救ってほしいと心から願う者から、頼まれた。名前を教えることはタブーらしい。その辺は許して欲しい。


物語は想い。想いが、始まりを告げる風となる。


夢はいつか終わる。でもそれは終わりじゃない、新しい夢へと繋がっていく。


この世界は、正しくない。


でも間違いじゃない。


ーーこの意味を正しく理解したとき、それはお前たちを救うだろう。まあ簡単にはいかないだろうけど。がんばれよ。


短い生涯だったけど、俺には幸せしかなかった。よく出来た妻と希望の欠片がいたからな。

これを読むのが始まりか終わりかはわからないが、いつも願っているーー希望の欠片たちの幸せを。


いつだって親は子供たちの幸せを願うものだからな。


俺は何一つ後悔してない。希望があるから。


最高の結末を祈ってる』