きっと、ネットで誹謗中傷を書き込むのと同じ感覚だろうから。

けれど、猫の手を切り落とすとなると、全然違う。

「誰だろうと猫をこんな目に遭わせる奴は、許せねーけどな」

そうだね、人間は猫の下僕だもんね。
下僕が猫を害するなんてあっちゃいけない。

松岡くんはてきぱきと、いつものようにそれらをフリーザーパックに詰め込んだ。

「横井さんに届けておく。
あと、明日も来るから」

「なんで……?」

明日は郵便が休みなのだ。
なのでこれが届くことはない。

「やっときたいことがあるの。
少し早めに来るから……昼メシ、期待してていい」

「ほんと!?
やったー!」

ん?
なんかお昼ごはんに釣られた気がしないでもないけど……ま、いいか。