――ピピピッ、ピピピッ。

「なんで目覚ましが鳴る……」

今日も寝たのは明け方近かった。
気持ちよく寝ているところを起こされるなんて。
アラームを止めてまた寝ようとして、慌てて飛び起きる。

「そうだった……」

もそもそとベッドから這い出て、大あくびをしながらボリボリとあたまを掻き、浴室へと向かう。
シャワーを浴びると目も覚めてきた。

「あれ?」

シャンプーのボトルを手に取りながら、首が横に倒れる。
かなり軽くなっていたからそろそろ詰め替えないと、などと考えていたのに重い。

「こんなことまでやってくれるんだ……」

松岡さんのサービスはきめ細かい。
伊達に執事コスプレはしていないと思う。

「たださ、男なんだよ……」

家政夫契約を結んで早一ヶ月。