小林明は道端で路上ライブを広げていた林道倫一郎と出会う。普段は見向きもしない音楽に対し、なぜかその姿に魅入ってしまった。
 その後、林道の友人である高藤肇と一緒にライブハウスでの林道の初演奏をみた二人は、拳を高く突き上げる林道の姿に心を激しく揺さぶられた。
 林道の影響により、家庭教師のバイトを始めた小林は、事故によって聴覚を失った新田愛華と出会う。そこで彼女との心を交わすことで、これが自分の天命だと感じた。
 しかし、林道が交通事故によって死んでしまう。泣き崩れる小林に手を差し伸べたのが、新田だった。事故にあった時の家庭教師だった林道により更生できた彼女の告白に、同じ難聴である小林に、林道がこ優しく接してくれていたのかの理由が明らかになった。
 それから林道の想いを継ぎ、林道のバンドのボーカルとしてステージに立つ。そして林道がライブハウスで見せた演奏と同じように拳を高く突き上げた。