いつか、あなたに恋をする――

「弓削斗真。
 あれは、高坂の生まれ変わりじゃないのか?」

 思っていた以上に似ている、と八咫は言う。

「八咫さん、斗真をどう思いますか?」

「……好青年だな」

「八咫さん。
 愛で目は曇るけど。

 生理的に嫌いってのは曇らないんですよ。

 私は高坂さんに生まれ変わって欲しいと願って、淋しさから目が曇るかもしれないけれど。

 あなたは生理的に嫌いな人間をただ嫌うでしょう」

 なるほど、と八咫は頷いた。

 それは残念だな、とたいして残念でもなさそうに言う。