いつか、あなたに恋をする――

 



「真生っ」

 床に崩れ落ちた自分を斗真が抱き止めた。

「真生っ」

 自分を抱き起こす斗真を見て真生は途切れ途切れに言った。

「早く、病院、連れていって。
 なんのために、側に救命救急センターを作ってもらったと思ってるの。

 私、あんたのために死ぬつもりはないわ。
 あんた、A型でしょ」

「計算高いな。死んだ人間の血でいいのか」

「まだ、やることがあるのよ。ゾンビにだってなってやるわよ」

「……ゾンビは俺だろ。
 一度死んで蘇った」
と斗真は自嘲気味に苦笑する。

「俺より高坂を蘇らせろよ」