いつか、あなたに恋をする――

 高坂の父と自分の望みは同じ。

 人は、いつか死ぬ。

 それでも、せめて、あともう少し、この人にこの世に存在していて欲しい。

 例え、私はもう二度と、あなたに会えなくなるとしても――。

 高坂はそっと唇を重ねてきた。

 初めてのときよりも、もっとぎこちなく、少年のように。