いつか、あなたに恋をする――

 まあ、関係ないか、と思う。

 どうせ、こいつは真生が命をかけて蘇らせるんだろう――。

「手を貸してやる。
 早くしろ。

 トロトロしてると、捨ててくぞ、お前」

 そう高坂が言ったとき、何故か一瞬、斗真は止まった。

 だが、すぐに苦しい息の下でも、皮肉な表情を作り、

「俺は、お前のせいで刺されたんだよな? 殺すぞ」
と確認させるように言ってくる。

「死にかけてんのは、お前だろ」

 この死に損ないが、と言うと、おい……と言われた。

 だが、そのとき、頭の上から揺らぎが降りてきて、斗真は消えていた。