いつか、あなたに恋をする――

 しまった。
 斗真にこの女の顔を見せておくべきだった、と真生は思った。

 この女に殺された、『高坂』というのは恐らく、斗真のことだからだ。

 昭子が言っていた。

 真生が高坂を蘇らせるところを見たと。

 だが、一度死んで蘇った高坂に、あの蘇りの秘術は効かない。

 だから、殺されるのは、高坂にそっくりで、自分と同じように過去に飛んでいる斗真なのだろうと思っていた。

 斗真には死ぬかもしれないことだけを伝え、自分が無事に蘇らせるらしいことは言わなかった。

 その方が警戒してくれるだろうと思ったからだ。

 ……まあ、警戒したところでどうせ死ぬんだろうけど。

 痛くないようにとか、半死半生くらいで、とかあるかもしれないしね、と真生は思う。

 だが、今、この瞬間に大事なことは、この女の背後を探ることだ。

 この女は、もうこの時点で、斗真を殺してしまっているのだから。

 今、その話をするのは意味のないことだ。

 そう思いながら、真生は訊いた。