いつか、あなたに恋をする――

 こちらをちらと見下ろし、高坂は、
「服でも買うか」
と言ってきた。

「いつまでも、昭子の服を借りているわけにもいくまい」

「あー、あとですね。
 お土産買ってきてって頼まれちゃったんですよー」

 そう言いながら、高坂の後をついて、エスカレーターに乗った。

 そんな自分たちの姿も、現代の恋人たちのデートする姿も然程変わりないな、と思いながら。