地下に行くと、真生は辺りを見回し、
「ここは嫌だなあ」
と文句を言い出す。
「霊とか昭子さんとか出るし」
「霊と昭子は同じ扱いか」
と言うと、真生はこちらを見てなにか言おうとした。
だから、先に言ってやる。
「お前はいつの真生なんだ?」
その言葉に真生は笑い、
「そのセリフが出るってことは、わかってるんでしょ?
私は今まであなたが話していた真生よりは、少し先の真生よ」
と言う。
まったく、と溜息をついた。
「……いつから気づいてた? 俺も過去に飛んでいることに」
いつからって訊かれ方も困るんだけどね、と真生は言う。


