いつか、あなたに恋をする――

「あっ、ちょっとっ。
 返してくださいよ、鍵ー」

 真生が考え込んでいる間に、百合子は鍵を持って行ってしまおうとする。

「嫌よー」
と笑う百合子のあとを、やれやれ、と思いながら、真生はついて行った。