殺される
このままでは
背中から撃たれて私は終わる。

私はどうなってもいいけれど

お願い
この子だけはケガさせないで
助けて下さい。

次の銃声で私は終わると思っていたら、銃声が連続して空に響き、大勢の声と人の波が背中越しに押し寄せた。

私が政府から逃げ
追われて銃で狙われている様子を見て
私と同じ普通の人達が政府の銃を奪って暴動を起こしていた。


羊たちの逆襲。

その時
細く長いサイレンが鳴り響く

危険な時間の始まり


地獄の釜が開く時間。


怖ろしい地下の扉が開く時間帯。