僕の知らない、いつかの君へ



悪いのは、きっと俺なんだろう。
でも、だからって、勝手にさよならを決めるなんて、正直やっぱりひどいんじゃないかとも思う。

ひとりでウダウダ考えていても埒が明かない。明日には真相が解ることにはなっているけど、このままじゃ今夜は眠れそうになかった。

考えた挙句、俺の役立たずの恋愛脳が破裂する寸前に思いついたのは、恋愛にかけては俺より遥かに偏差値の高い女子にこの件について相談してみるということだった。

〈友だち〉の中から選択した恋愛偏差値の高い女子、〈七瀬美亜〉。

少し考えながら画面に指先を滑らせる。

〈まじめな相談なんだけどいいかな〉

〈どうしたの?まさかふられちゃったとか?なんてねー〉

速攻で返事が返ってきて、しかもほとんど図星だ。やっぱりモテる女子の回答力は半端ない。
もうソッコーでばれた相談の内容に、飾ったりかっこつけても仕方ない。ここはもう正直にこの恋愛脳に頼るしかない。

〈女の子が付き合ってる男と別れたいって思うときの理由。しかももう話し合いもなしに勝手に別れるって決めてくるような理由って、何?〉

どんな厳しい回答が来ても受け止める覚悟は出来ている。
何を直せと言われても、菜々子と別れるよりはましだからだ。