ーーー 高校三年の冬。 センター試験を控えた僕は田舎のおばあちゃんちに引越しをした。 大学はばあちゃんちの近くで受けることにした。 ここは母さんが眠っている町だ。 そして僕が勇気をもらえる町だ。 ここには、僕が一番大切に思っているハナが住んでいる町だ。 僕はこの町が嫌いじゃない。 嫌いじゃないけどどこか閉鎖的でもの寂しいのが少しきになる。