ーーー 次の日、母さんは空の上へと旅立った。 お坊さんにお経を唱えてもらって。 参列者から最後の別れを受け。 場所を移動し。 またお経を唱えてもらって。 真っ赤に燃え上がる小さな空間へと消えていった。 限界だった。 無理だった。 どうしてもこの場に居たくなくて飛び出した。