「朔。私も手伝うよ」 「いいからいいから。ハナはゆっくり休んでて?」 「休むって、別に私が言ってたのはこういうのじゃないんだけど」 「ふふっ。いいからいいから。 いまは取り敢えず何も考えないでダラけてて? 人間意識しないとなかなか思うようには空っぽになれないんだ。 だから取り敢えずはその練習ってことでいいじゃない?」 「分かった」 朔は変な奴割になかなかに鋭い。