「綺麗だね。いつか空いっぱいの星を見てみたいね」

「星になったら見れないんじゃないか?」

「見えるよ。星になったら周りにはきっとたくさんの星があるんだもん。だから絶対に見れるよ」

「そうだといいな」

「いいなじゃないの!そうなの!」

「そうか」

「うん。春人にも見せてあげるからね」

「何を?」

「空いっぱいの星。だからたまには見上げてね。空を見上げて、星を……見てね」

「分かった」

「約束だよ」

「分かったよ」