図工でしおりを作ると聞いて本が好きななのねえのために頑張って作ったしおり。 できるだけ丁寧に押した花をあしらったそれは男子の中ではうまくできた方だと自分でも思う。 けど、女子の作ったものに比べると地味で簡素な仕上がりだった。 そんなに期待して……がっかりされたら嫌だな。 ふわっと甘い香りに包まれる。 「かなちゃんありがとう。すごく素敵なしおりだね。 大事にするからね」 「離せよ。苦しい」 本当は全然苦しくなかった。 でもなのねえの匂いが。 反応が。 くすぐったくて恥ずかしかった。