罵声を浴びせる人たちすら、いまの私にはいなくなってしまったのか。 いよいよ本当に、一人ぼっちになっちゃったんだ。 私を否定する人すらいなくなったこの世界で、私が存在し続けることに何か意味はあるのだろうか? このまま私がいなくなっても悲しむ人どころか喜ぶ人もいない。 そんな世界で生きていく意味があるのだろうか? もう何もかもどうでもいいと思えた。 何も考えたくない。 膝を丸めて目を閉じた。