いじめのある教室のレビュー一覧
4.8
いじめはよくないことだけど、どの立場の人にもいろいろな感情があり、それぞれに共感できる部分がありました。
中学生のリアルな心情が伝わってきました。
最初から最後まで「怖い」と思いながら読んだのは初めてです。人の心の闇ほど怖い物はない気がしました。
かといって、物語をそれぞれの視点でたどっていくうちに、悪魔のような加害者もちょっとしたきっかけを与えれば変わることができそうな、そんな普通の女の子のように思え……。
目を背けたくなるショッキングなシーンもありますが、櫻井さんの文章力は私を物語にどんどん引き込み、最後まで読み切らずにはいられませんでした。
もうすぐ発売される天49も合わせて読みたいと思います。
読むからには最後まで読み切ってほしいです。
傍観者、偽善者、逃亡者、首謀者、被害者の文乃。5人の視点から1つのいじめが進行していき連鎖があります。それぞれ置かれている環境も描かれています。
文乃のクライマックスは胸が痛く涙が出てしまいます。
この話は天国への49日間の続編です。文乃へのいじめは8年間あり、文乃がいじめを始めたのは中学の時。いじめの加害者になった罪を背負うと決めた文乃で終わっていますが、本編では文乃は天国へ行ってしまったのでしょうか?
いじめについて真剣に書かれた作品です。
亜沙実、希重、鞠子、エリサ、文乃の5人で語られていく『いじめ』の物語。 いじめについて非常に深く書かれていて、まるで、自分がそれぞれの立場にたった感覚で読む事が出来ます。 オススメです!
亜沙実、希重、鞠子、エリサ、文乃の5人で語られていく『いじめ』の物語。
いじめについて非常に深く書かれていて、まるで、自分がそれぞれの立場にたった感覚で読む事が出来ます。
オススメです!