穂積くんがいてくれた方が、会話が運びやすいことに途中で気付いた。
彼がいないと、周囲には私と園田くんの二人きりに見える訳で、確かにそれはとても目立ってしまったことだろう。
それに、私がしょっちゅう園田くんのいない方を見ることも誰かに見咎められかねない。
気配りができて、周囲の視線もそれとなく見ている穂積くんがいてよかったと、感謝した。
「明日もまた作るよ。美月ちゃんは、本来なら毎日作る予定だったんだもんね。穂積くんもまた、いいかな?」
午後の練習に向かう彼らに訊けば、二人とも笑顔で頷いた。
「すげえ楽しみ!」
「ありがとう」
部活のあと、一緒に帰る約束をして、私たちは別れた。
それから、私のお弁当作りの日々が始まったのだった。
彼がいないと、周囲には私と園田くんの二人きりに見える訳で、確かにそれはとても目立ってしまったことだろう。
それに、私がしょっちゅう園田くんのいない方を見ることも誰かに見咎められかねない。
気配りができて、周囲の視線もそれとなく見ている穂積くんがいてよかったと、感謝した。
「明日もまた作るよ。美月ちゃんは、本来なら毎日作る予定だったんだもんね。穂積くんもまた、いいかな?」
午後の練習に向かう彼らに訊けば、二人とも笑顔で頷いた。
「すげえ楽しみ!」
「ありがとう」
部活のあと、一緒に帰る約束をして、私たちは別れた。
それから、私のお弁当作りの日々が始まったのだった。