その声に瑠奈がつまる。

「あたしの大事な友達の遙香を傷つけることは許さない」
そう言うと、瑠奈の体が壁のうずに向かって進む。。

「やめて! 助けて!」

すぐにその体は足からうずに巻き込まれる。

「あああああ!」

グルグル回りながら、どんどん体が埋まってゆく。

「瑠奈、その先には悪魔がいるの」

その言葉に瑠奈は、
「いやああ!」
絶叫をあげる。

吸い込まれてゆく瑠奈は、もう頭しか出ていない。

純子がその頭に右手を置く。

「すぐにあたしも行くからね」