鏡が仕事に戻ってから、すぐにまたドアが開いた。
ドアの隙間から顔をのぞかせたのは瑠奈だった。
小さな体に似合わない大きなリュックをしょっている。
「やほ」
ひょこひょこやってくると、私の顔をのぞきこんで、
「うん。大丈夫そうだね」
と、安心したように笑った。
「どうしたの? 学校は?」
驚く私に、
「今日は日曜日。曜日感覚もなくなっちゃったの?」
と、意地悪そうに言う。
「そっか……。もう、日曜日か」
病院にいると曜日感覚もなくなってくる。
ドアの隙間から顔をのぞかせたのは瑠奈だった。
小さな体に似合わない大きなリュックをしょっている。
「やほ」
ひょこひょこやってくると、私の顔をのぞきこんで、
「うん。大丈夫そうだね」
と、安心したように笑った。
「どうしたの? 学校は?」
驚く私に、
「今日は日曜日。曜日感覚もなくなっちゃったの?」
と、意地悪そうに言う。
「そっか……。もう、日曜日か」
病院にいると曜日感覚もなくなってくる。