なんで!?

なんでっ!

これが、チカラなの?

それでもあたしは生きたい。

生きたいの!

「誰か、誰かっ」
叫ぶ声も、疲れのせいかうまく出ない。


3階まで来ると、廊下へ。

そこにも純子がいた。

体を揺らしながら、廊下の向こうから近づいて来る。

「なんでよ!」

また階段を降りようとするが、そこにも、
「千夏」
あたしの名を呼ぶ化け物がいた。