「約束は約束だからね」

画面の表示がまた変わる。


AM4:44


「やめてください!」

さっきまでの希望から絶望へと心が塗りつぶされてゆく。

「ひどいです……。なんで……」

恐怖で涙がまたあふれた。

「……ねぇ、美鈴」

近づく顔に、臭気が漂う。

「あたしが美鈴を許すと、本当に思ったの?」

その声は、さっきまでの楽しそうな声じゃない。

低く、おぞましいほどの憎しみにあふれた声。

「純子……」

「ふふ。その表情が見たかった」