「それって、容疑者みたいじゃん! ひどい!」
『大丈夫だよ』
また、サラッと鏡は言った。
チラッと後ろを見ると、瑠奈が本の話をしている。
「で、要件は?」
さっさと切ってしまおう。
『……それがね』
急に鏡の声のトーンがさがった。
「なにか、あったの?」
『昨日、町外れの国道で交通事故があったんだ。軽自動車とバイクの事故』
その言い方にドキッと心臓が鳴った。
なにも言わない私に、鏡は言葉を続ける。
『事故は“交通課”が調べるから、僕もさっき知ったんだけど……。バイクが軽自動車に追突して、乗っていた人が横断歩道を越えて道路に落下したそうだ』
スマホを持つ手に汗がにじんだ。
怖い……。
『大丈夫だよ』
また、サラッと鏡は言った。
チラッと後ろを見ると、瑠奈が本の話をしている。
「で、要件は?」
さっさと切ってしまおう。
『……それがね』
急に鏡の声のトーンがさがった。
「なにか、あったの?」
『昨日、町外れの国道で交通事故があったんだ。軽自動車とバイクの事故』
その言い方にドキッと心臓が鳴った。
なにも言わない私に、鏡は言葉を続ける。
『事故は“交通課”が調べるから、僕もさっき知ったんだけど……。バイクが軽自動車に追突して、乗っていた人が横断歩道を越えて道路に落下したそうだ』
スマホを持つ手に汗がにじんだ。
怖い……。