「じゃあ大丈夫じゃん」

安心させるようにわざと明るく笑うと、
「そうかな……」
と、幾分落ち着きを取り戻して肩を落とした。

「まぁ」

太一がさっきのページまで本をめくりながら言う。

「呪われてるんならさっき見た時に3人ともアウトなんだからさ。あきらめて調べようぜ」

フォローになってないって。

横目で太一をにらんむが、まったく気づいていない。

ようやくさっきのページが現れる。

『悪魔教は、悪魔を崇拝する宗教でアメリカの田舎地方で信じられていた。
復讐したい相手を文字で記すか宣言をする』


それで純子は放送で宣言したのか……。