座っているお姉さんになにやら話しかけると、すぐに『検索コーナー』を指さされている。
「太一、断られてるね」
瑠奈が、やっぱりといった感じで言う。
「だね」
しかし、太一はそれでも熱心に話している。
ジェスチャーを見る限り、おそらく『時間がない』とでも言ってるのだろう。
自分の左腕を指している。
腕時計もつけてないのに。
お姉さんが渋々手元のパソコンを操作し出すと、今度は別の方を指さして話す。
大きくうなずく太一は、仰々しくお辞儀をしてみせると戻って来た。
「わかった。Jの12の書庫だってさ」
「無理やり聞き出したんでしょう?」
意地悪く聞きながらお姉さんの指さした方に歩き出すと、
「ま、俺の魅力だな」
なんて言う太一。
「はいはい」
軽く流す瑠奈。
「太一、断られてるね」
瑠奈が、やっぱりといった感じで言う。
「だね」
しかし、太一はそれでも熱心に話している。
ジェスチャーを見る限り、おそらく『時間がない』とでも言ってるのだろう。
自分の左腕を指している。
腕時計もつけてないのに。
お姉さんが渋々手元のパソコンを操作し出すと、今度は別の方を指さして話す。
大きくうなずく太一は、仰々しくお辞儀をしてみせると戻って来た。
「わかった。Jの12の書庫だってさ」
「無理やり聞き出したんでしょう?」
意地悪く聞きながらお姉さんの指さした方に歩き出すと、
「ま、俺の魅力だな」
なんて言う太一。
「はいはい」
軽く流す瑠奈。