先輩がホットドッグを食べ終わると、その場に袋と棒を投げ捨てた。

「な、載ってるだろ? 呪いってほんとかよ」

俺はスマホを返しながら笑う。

「そんなわけないじゃないすか。偶然っすよ、偶然」

「だな」

そのとき、先輩のスマホが激しいロックを奏でた。

「やべぇ」
先輩がつぶやくと、それに出る。

俺はメットをまた装着する。


ニュースにまで出てるのか……。


呪いって、あの純子が言ってた【444】の数字のやつのことだろう。