「放送室で首をつっているところを発見されたんだ」

「死んだの?」

顔を前に向けると、千夏はそう尋ねた。

「ああ」

鏡も同じように風景に目を移す。

にぎやかな声を上げてブランコで揺れる子供たち。

「そう」

つぶやく千夏。

私は、そこでようやく口を開いた。

「兼子先生も【444】に関する物を見た後に亡くなっているの。きっと、【444の呪い】は現実にあることだと思うの」

黙ったまま、千夏が私を横目で見た。