「あいつのせいだ」
つぶやいて顔を上げた。
思い浮かべる顔はひとつ。
山本純子。
人の金を盗んで、CDを万引きして、挙句の果てにはありもしないいじめを訴え自殺した。
あいつさえいなかったら、こんなことにはならなかったのに。
気がつくと、歯をくいしばっていた。
私は大きくため息をつくと、帰る準備をするために立ち上がった。
「あら……」
ふと、郵便物を入れておくBOXに目が行く。
オレンジ色の目立つ大きな封筒。
これは……。
手に取ると、『全国高校実力テスト・結果』と印刷されている。
つぶやいて顔を上げた。
思い浮かべる顔はひとつ。
山本純子。
人の金を盗んで、CDを万引きして、挙句の果てにはありもしないいじめを訴え自殺した。
あいつさえいなかったら、こんなことにはならなかったのに。
気がつくと、歯をくいしばっていた。
私は大きくため息をつくと、帰る準備をするために立ち上がった。
「あら……」
ふと、郵便物を入れておくBOXに目が行く。
オレンジ色の目立つ大きな封筒。
これは……。
手に取ると、『全国高校実力テスト・結果』と印刷されている。