それぞれ透明のビニール袋に入れられ、口を赤いシールで閉じてあった。

『証拠品』と書いてある。

「確か……ここに……。ああ、あったあった」
そう言うと、鏡は1枚のビニール袋を私に掲げた。

それは・・・…。

「封筒?」

「ああ。部室の机の上に置いてあったんだ。で、たしか……ほら、ここ」

封筒の表面を、鏡が指さす。


『444-3344』


そこには郵便番号が書かれていた。

「やっぱり!」

心臓が急に鼓動を速めた。

呪いは、やっぱりあるんだ。

渚はこれを見るか書くかして、呪われたんだ。