翌朝、学校への田舎道を歩く。
まだ息は白くならないけど、少しずつこの町にも冬が近づいて来ているよう。
「純子」
声に振り向くと、遙香が手を振っていた。
「おはよ」
そう言うと、ふたりで並んで歩く。
朝もゆっくりなあたしだけど、今朝は少しだけ早起きした。
……お母さんに会いたくなかったから。
「宿題やってきた?」
遙香がいたずらっぽくあたしを見た。
「うん」
「そっか、エラいぞ」
遙香は同い年なのに、お姉さんみたい。
いつもあたしをフォローしてくれているような気がしている。
お母さんのこともいつか相談してみたいけれど、さすがに重すぎるよね……。
まだ息は白くならないけど、少しずつこの町にも冬が近づいて来ているよう。
「純子」
声に振り向くと、遙香が手を振っていた。
「おはよ」
そう言うと、ふたりで並んで歩く。
朝もゆっくりなあたしだけど、今朝は少しだけ早起きした。
……お母さんに会いたくなかったから。
「宿題やってきた?」
遙香がいたずらっぽくあたしを見た。
「うん」
「そっか、エラいぞ」
遙香は同い年なのに、お姉さんみたい。
いつもあたしをフォローしてくれているような気がしている。
お母さんのこともいつか相談してみたいけれど、さすがに重すぎるよね……。