___トン トン トン


「だ、誰だよっ!」

怒鳴る声にも答えず、誰かがノックを続ける。


___ドン ドン ドン


___ドンッ ドンッ ドンッ


音がどんどん強くなってゆく。

「やめろよ。やめろぉ!」

声の限りを使って叫んだ。

純子じゃない。

あいつは死んだんだ。


そんなわけがない!