『444-3344』

……。

自分が書いた番号と、スマホの画面を比べる。

「あれ……」

【444】って最近どこかで聞いた……。


そうだ、純子が言ってた呪いの数字だ。


「へぇ、こんな偶然あるんだ」

そう言えば、遙香も今朝言ってきたな。

なにが呪いだよ。

ほんっと、みんなバカばっか。

ロッカーを開けて制服を取り出すと、手早く着替えた。

さっさとコンビニ寄って帰ろう。

ユニフォームを丸めてロッカーに押し込むと、扉の内側についている鏡で髪型を整えた。

短いからあっという間に終わる。