「それで、それでどうなったの?」

知らずにあたしはスマホを握りしめていた。

「遺書に名前が書かれたいじめてた生徒が、次の日自殺したんだって」

「……」

「これって絶対【444の呪い】だと思わない? 誰も興味持ってくれないからさ、どうしても純子に教えたかったの」

「そう……」

答えるあたしの頭の中は、真っ白。

その後、瑠奈はたわいない話をしていたけれど、あたしはそれを上の空で返していただけ。


あたしの頭の中は、【444の呪い】でいっぱいになってゆく。