「ごめんね。避けられてるの知ってたけどさ、なんか気になって。これ、お母さんの携帯電話なんだ」

「うん……。うん」

ひどいのはあたしの方なのに、瑠奈は謝っている。

「この間ね、純子【444の呪い】に興味持ってたでしょ?」

瑠奈の言葉に衝撃が走る。

今考えていたことなのに、なんでわかったの?

瑠奈はあたしをわかってくれているのに、それが友達なのに……。

「でね」
瑠奈が続ける。

「学校は違うウチの友達に聞いたんだけどさ。その子の学校でいじめられてた子がこの間自殺したんだって」

「え……」

ゴクリとつばを飲み込んだ。

「その子、遺書で【444の呪い】のこと書いてたんだって。死んだ時刻も4時44分だったって」