「あの後、私たちは2つめの乗り物へ向かいました」


宙を見て、意識を昨夜に戻す。

暗い道。

地味な照明を頼りに歩く6人。

陽菜が無事なのだと分かって、歩いているうちにどこか楽天的な気分に皆がなっていったんだっけ。


誰かが言った。


「次は『観覧車』だね」
と…。