しかし、宮崎は、
「間違いないです」
と、すぐにうなずいた。

「あのLINE。そして現場には下沼咲弥の指紋がいたるところについていました。バッドやノコギリにもベッタリと」

「そう・・・」

つぶやきながら、藤森はアイスコーヒーを口に運んだ。


解離性障害や境界性人格障害を治療するには、服薬とカウンセリングを根気よく続けてゆくしかない。


そして、それには患者にも大きな負担を強いることになる。

あの若さで…。