「知らないってば」

「そして、この写真を添付していました」

1枚のプリントされた写真。

そこには、たくさんの1万円札が。

それを両手に持って写っているのは・・・私?

「そうして、やってきた人をひとりずつ殺したんです」

「・・・違う」

「証拠があるんです」

冷たく言う宮崎さん。


・・・宮崎さんも違うんだ。


胸を憎しみという感情が覆い尽くす。

彼も、駿と同じように私を裏切った。

心の中で彼を殺すイメージを浮かべた。