でも、なんでこんな真っ赤に?

「この匂いに気づかないの? それ、全部血でしょう?」

その言葉に、急にむせかえるような血の匂いが。

「ウソ・・・」

白い制服が血まみれになっている。

「なんでっ!? これも下沼さんが?」

そんな私を藤森さんはあわれむような目で見てきた。


なに、その目。

そんな目でみるな!

そんな目でっ!!

頭が混乱している。

爆発しそう!