「やっと、会えたね」

小さな声でそう言った。

「あなたが・・・みんなを殺したの?」

あえぐように言葉にした。

私と同じくらいの身長で、そんなに力があるとは思えない。

「咲弥、見た?」

そう言って私の顔をのぞきこむ。

わくわくしたような顔で、私の答えを期待しているよう。

薄暗い照明の中、にっこり笑っているが、目がくぼんでいて病的。

「・・・何を?」

怖くてたまらない。


ゾクゾクと駆けあがってくる寒気。