「なんで・・・? だって、さっき・・・」

こんなに早くここへ運んだの?

いったい誰が・・・。

その疑問は、まだ隣に1つお墓があることで中断される。

そう、お墓は全部で7つ。

7つ目のお墓には誰もいない。


・・・ここに、私が?


汗が頬を流れた。

いや、涙かもしれない。

夢くんの手が離れる。

「・・・見た?」

そう、小さな声で言う。


この声・・・。