5つ目。

そこには、無数の鏡の破片を体中につきさした雅哉。

雅哉であることは、鏡が邪魔してあまり見えない。

それくらいたくさんの破片が体に傷をつけていた。

真っ赤に染まる破片から、未だ血が流れている。


そして・・・。


「駿君・・・」

駿の体は真ん中で半分に切れている。

傷口がギザギザで、乱暴に引きちぎられた体。

それが6つ目のお墓の前にふたつ並んで置かれていた。

内臓が垂れ下がっていて、それが火の玉の光で浮き上がった。