そう、本当にうれしい。

夢にまで見た光景だし。

まさか、こんなふうに手をつないでそばにいられるなんて。

「本当に?」

まだ疑っているような表情の駿。

考える間もなく、私は続ける。


「私、ずっと好きだったの」


そう言ってしまってから、事の重大さに気づく。


私・・・今、告白した!?


「あ、あのっ」

否定しようとしても、言葉が出てこない。

握っていた手が離された。

ああ・・・最悪。