それを見て、すかさず私も隣へ。

正直、歩き疲れてクタクタ。

足がジーンとしびれていた。

わざとらしく舌打ちをした雅哉が床に座った。


しばらくの無言。


それを破ったのは、駿だった。

「なぁ、雅哉。怖くないのか?」

雅哉は片目を細めて駿を見た。

「もし、下沼さんの仕業だとしてさ、一番いじめていたのは雅哉だろ?」

「・・・だから?」

「お前を狙っているんだぞ。怖くないのか?」

「別に」

興味なさげにあくびをする。